ナチュラル女子力UP!? 女性目線のネオニコチノイド

   

女の子とミツバチ(サイン)

ネオニコチノイド
少し異なる視点から、ひも解いてみませんか?

 

ミツバチとあなた。

とっても蜜(みつ)な関係にあることを、知っていますか?

女の子とミツバチ(サイン)

ミツバチは多くの生産物を、わたしたちに分け与えてくれています。

 

 

「はちみつ」

 

 

言わずと知れた甘味料ですよね。

「はちみつ」は、人類史上最古の甘味料です。

「砂糖」の登場は、紀元前334年。
「はちみつ」の登場は、紀元前約6000年。

当時の人々は、きっと命がけで野生のミツバチから「はちみつ」を収穫していたことでしょう。

 

 

 

人類と関わりの深い「はちみつ」。

では、「はちみつ」ってなに?

はちみつと花蜜

はちみつ  花の蜜

 

 

わたしも、間違って認識していました。
「はちみつ」は、花の蜜を集めたものだと。

 

 

以下は、スイート(甘味)メモリー。

 

小学校の帰り道。

男の子たちが、道端に咲く花の蜜を「チューチュー」していた記憶があります。
ちなみに、お上品なわたしは経験がありません……。

花三種

※左からサルビア・ムラサキツメクサ・ツツジ

 

サルビア・ムラサキツメクサ・ツツジ、甘くておいしかったですよね~。
特に下校時間はお腹が空きますから、甘さも倍増でしたね。

花の蜜は「はちみつ」に比べると、水っぽくてサラサラ。
甘さも「はちみつ」のそれとは違いました。

 

なつかしいなぁ~。
久しぶりに「チューチュー」したいなぁ~。

 

 

あれれ……。

 

 

わたしの妄想セレブは、上書き保存されました。

 

 

閑話休題

 

 

本当のセレブなあなたは、花の蜜を吸った経験がないかもしれません。

そこで、「チューチュー」経験者のわたしがお教えします。

 

 

「はちみつ」と「花の蜜」は、似て非なるものです。

はちみつとは

「はちみつ」とは

ミツバチが集めた花の蜜は、ミツバチのもつ酵素によって分解されます。
集められた蜜は巣の中で保存され、濃縮されたものが「はちみつ」となります。
「はちみつ」固有の色合いは、花の蜜と一緒に集められた花粉の色です。

 

 

「はちみつ」は、ミツバチにしか作ることができません。

 

 

近代の科学をもってしても、忠実に「はちみつ」を再現することはできません。
つまり、わたしたちが「はちみつ」を食べられるのは、ミツバチのおかげなのです。

 

 

 

「はちみつ」だけでは、あなたとミツバチの蜜な関係は、まだ見えてこないでしょう。

まだありますよ、蜜な関係。

 

ミツバチと化粧品

蜜蝋(みつろう)

ミツバチの体内で合成・分泌され、巣作りに用いられる蝋(ワックス)。

和ろうそくや、化粧品、製造用の雛型剤として利用されています。

花粉

ミツバチが集めてくる花粉、はちみつの色や幼虫の餌ともなります。

乾燥させた花粉を、食品として利用されています。

ローヤルゼリー

ミツバチが花粉を利用して、体内で合成・分泌する、女王蜂用の餌(クリーム状)。

一般的に高栄養価と保湿効果によって、食品や化粧品に利用されています。

プロポリス

ミツバチが植物の芽や、樹液から集めた樹脂混合物。
巣の小さな隙間や、巣の入り口に使用され「都市(巣)を守る」という語源からきている。

一般的に、高い抗菌性や抗酸化性に注目され、食品として利用されています。

フェロモン

女王蜂のフェロモン、働き蜂の集合フェロモンは、ミツバチの情報伝達ツールです。

後述する、花粉媒介者で利用されています。

 

ハニカム
※ハニカム構造と「はにかむ」坊や

 

ハニカム構造

はにかむ(照れながらニヤつきます)、もとい、ミツバチの巣の構造です。
正六角形を隙間なく並べた構造、英語で「ハチの巣」を意味します。

音や衝撃を吸収できて断熱効果もあり、建築・輸送・音響など、様々な構造に利用されています。

 

 

 

甘いものが苦手なあなたにも、ミツバチとの蜜な関係性が見えてきましたか?

あなたに身近な食品や化粧品をはじめ、さまざまな分野でミツバチと深い関係があるのです。

 

 

 

でもね……。

 

 

 

もっと、

 

も~っと、

 

蜜なことがあります。

 

 

 

 

花粉媒介者(ポリネーター)

 

ポリネーター

 

聞きなれない言葉ですよね~。
シンプルに説明しますね。

 

花粉媒介者(ポリネーター)

花粉を運んで受粉させる生きもの。
受粉とは、「めしべ」に「おしべ」の花粉がつくこと。

ポリネーターのおかけで、多くの植物は果実をつけることができます。

 

もちろん、ミツバチだけがポリネーターではありません。
さまざまな昆虫や動物が、ポリネーターとして機能しています。

ミツバチは多くのポリネーターの中で、群を抜いて受粉に貢献しています。

 

多くの植物は、種(たね)によって子孫を残します。
その種(たね)は、受粉によって生まれます。

 

そして、地球上でおこなわれる受粉のうち、

約90%がポリネーター、残り10%が風や水などによるものです。

 

 

 

 

これが何を意味するか、お分かりでしょうか?

 

 

 

 

ミツバチがいなければ、多くの植物は種を残せません。

植物は地球上から消滅し、そして、誰もいなくなる。

 

 

 

 

極端な話に聞こえるかもしれませんよね?

 

でも、

 

ミツバチとあなたには、とても蜜(みつ)な関係があるのです。

知っていただけましたでしょうか?

 

 

 

 

そしてね、

ミツバチの社会は超がつくほどの「女性社会」なんですよ。

 

女王蜂を中心として、多くの働き蜂(メスのみ)と若干のオス蜂によって構成されます。

オスの役割は、繁殖のみ。
オスは交尾の直後、天に召されます。
繁殖に失敗したオスは、繁殖期(4~5月)が過ぎると巣から追い出されて、天に召されます。

 

 

う~ん。

 

 

オスは役割を終えても、終えなくても、早々と天に召されるご様子です。

 

 

せつないですね~。

 

 

女性陣は、

女王蜂は産卵を担当します。
働き蜂はその名の通り、たくさんの役割を担っています。

  • 巣作り・掃除
  • 育児
  • 餌の運搬・管理
  • 女王蜂の世話
  • 外敵からの防衛

まさに、女性だけの巣【花園(はなぞの)】です。

 

 

 

そんな花園が、踏みにじられようとしています。

 

 

 

昨今、騒がれているCCDをはじめとした、ミツバチの減少問題。
その原因は、多岐にわたります。

※CCDについては上記のリンクよりどうぞ

  • 病気・ウィルス、害虫
  • ネオニコチノイドをはじめ各種農薬・化学物質
  • 栄養失調
  • 電磁波
  • 遺伝子組み換え作物
  • etc……

 

ココでは、難しいことは置いておきましょう。

わたしたちは、これらの原因を異なる視点で見てみましょう。

 

 

必要なものは想像力、ただひとつ。

しばし、ライトノベル風な妄想世界へ。(5分ほど)

 

 

「とあるカフェタイムの超・超常現象」

 

 

夕飯の後片付けを終えた、午後8時。
メール着信音が鳴った。

何気なくメールを確認するわたし。
差出人を見た瞬間、過去の記憶がよみがえった。

それは短大時代に、仲の良かった友人Nからのメール。

”mai(マイ)久しぶり! 元気にしてる~?”
”明日、近くまで行く予定があるんだけど、一緒にお茶でもしない?”

Nは、いわゆるキャリアウーマン。
どうやら、わたしの最寄駅で打ち合わせがあるようだった。
打ち合わせは、昼過ぎには終わるとのこと。
せっかく近くまで行くのだから、わたしの顔が見たくなって連絡したようだ。

急な連絡だったけれど、明日は特に予定がない。

わたしは二つ返事でOKと伝えた。

彼女と会うのは何年振りだろうか?
2~3年は会っていない気がする。

久々の再会だし、お店はわたしが案内してあげたいな。

最近、子どもとよく行くA店。
スィーツの種類が多くて楽しめるけれども、年齢層が若くて店内がにぎやか。
ゆっくりと会話を楽しむには、少し不向きかな。

B店はシンプルなスィーツメニュー。
一番の売りは、自家焙煎のおいしいコーヒー。
しかし、彼女はコーヒーが苦手だったことを思い出す。

前から気になっていたC店。

パンケーキ専門店で、繁華街から少し離れたところにある。
外から見る限り、店内も落ち着いた様子。
食べログの評価も3.8と好評価。

”パンケーキ屋さんなんてどう?”
”お昼はしっかり食べるのかな?”

”パンケーキ大すきー。いいね、そこにしようよ ♪”
”お昼は打ち合わせ兼ねてるから軽食だよ~。だからお腹ペコペコかもよ~。”

待ち合わせは、14:00。
わたしの最寄駅で待ち合わせる約束をして、その日のメールを終えた。

そしてわたしは、明日の洋服を考えながら眠りへとついた。

 

********************************

当日。

 

待ち合わせ場所へと向かう。
わたしもNも時間には正確なタイプ。

学生時代から待ち合わせすると、必ずと言っていいほど10分前行動。
「約束時間、10分遅らせようか?」と、笑いあったほど……。

駅に着いたのは、13:49。

Nに電話してみる。

 

 

プルルルル ♪

 

 

ガチャ。

 

 

mai:「着いたけど、もう来てる?」

N:「いるよ~」

mai:「わたし券売機の前にいるけど、Nはどこ?」

 

プツッ。

 

電話が切れたと同時に、Nが後ろから声をかけてきた。

 

N:「mai元気だった~!? わぁ~変わってないね~。」

mai:「Nこそ元気だった? 旦那さんも変わりない?」

 

近況報告しながら、わたしたちは繁華街を抜けていく。
喧騒から少し離れた場所に、C店はあった。

お店に着く。
どうやら満席の様子。
予約不可のお店だから、こればかりは仕方がない。

しかし、わたしたちは「ラッキー」だった。

1分も待たずして、席が空いたのだ。

窓に面した「陽だまり」のような席に通される。
けして広いお店ではないが、隣席とのスペースが十分とられているので広く感じる。

わたしとNは、看板メニューのパンケーキにのせるトッピングで盛り上がる。

 

N:「わたしは~。ベリーミックスにホイップ、バニラアイスとチョコアイスのダブル。それとメープルシロップかなぁ~」

mai:「いくねぇ~(笑)」

N:「だって~。打ち合わせで消費しちゃったよ」

mai:「じゃあわたしは、バナナとチョコアイスとはちみつにしよっと!」

mai:「きまりね? おねがいしま~す!」

 

お店のスタッフを呼び、パンケーキを注文する。
それと、ダージリンをラージサイズのポットで頼んだ。

しばらくして、紅茶が運ばれてきた。
紅茶を飲みながら、むかし話から今の話まで、時系列のめちゃくちゃな会話をたのしむ。

そして、お待ちかねのパンケーキ。

Nが注文したパンケーキは、もはやパフェだった。
あまりの盛り盛り加減に、注文したNさえも驚いていた。

3段に重なったパンケーキ。
わたしは「はちみつ」をトロ~りと、かけ回す。

Nはすでに切り分けたパンケーキを、口へと運んでいる。

N:「ふっわ、ふわ~」

遅れながらわたしも口へと運ぶ。
まずはバターと「はちみつ」のみ。
バナナやアイスはのせずに、プレーンな味を楽しみたいのだ。

口をあけてパンケーキを食べようとした。
パンケーキよりも先に、滴るようにたっぷりとかけた「はちみつ」が舌へふれた、その刹那。

耳の上から後頭部にかけて、鋭い衝撃が走った。
大よそ側頭葉の位置である。

その衝撃は、あたかもハチに刺されたかのような痛みを伴っていた。
あまりの痛みに、わたしは目を閉じた。

目を開けた時、わたしの前にNはいなかった。

眼前に広がる光景は、無数のミツバチ。

ハッキリしていることは、ひとつだけ。
さっきまでのわたしではない。
わたしの意識は、女王蜂の中にあるようだ。

普通ならば、慌てふためく状況。
なぜだか心は穏やかで、落ち着いている。

そしてわたしは、女王蜂の思考を通して入ってくる情報に、くぎ付けになっていた。

———————————————

卵から羽化したハチは、すぐに働くようだ。

最初は、自分が生まれた巣房(小部屋)の掃除。
掃除が終わると、幼い子供たちと女王の世話が待っている。

あらたなハチが羽化すると、年長のハチは巣の中心から離れていく。
それとともに、仕事の内容が変わっていく。

はちみつや花粉の運搬と保管、そして巣作り。
さらに年長のハチは、外敵から巣を守っている。

最年長のハチは蜜や花粉、樹液や水を求めて外へと飛び立っていく。

これらすべてを、女性(メス)だけで成立させている。

内勤・外勤をはじめ、【ALSOK】顔負けの警備まで……。

わたしは昆虫に興味はないし、むしろ「怖い」と思っている。
しかし女王の想いを知るにつれて、彼女たち(働き蜂)に深い愛情を抱きはじめていた。

そして女王の思考は「愛情」だけでなく、怒りにも似た「悲しみ」の感情が流れていることを知る。

「悲しみ」の最たるものは、家族が壊れてしまうこと。

巣が健全であれば、彼女たちは「天敵」とわたりあえる強さを備えている。
そう易々と、巣が崩壊することはない。
要するに巣が崩壊するよりも先に、巣の弱体化があることを意味している。
人で言うところの、免疫が下がることと似ている。

はじまりは、蜜を求めて飛び立つ彼女たちから壊される……。

彼女たちは、多くの危険にさらされている。

農薬。

農薬の目的は、人間都合による害虫の排除。

もちろん、彼女たちに向けて撒かれたものではない。
しかし予期せぬ影響は、彼女たちにも現れた。

農薬の効果はさまざま。

  • 成長を妨げる
  • 筋肉に影響を及ぼす
  • 消化器官にダメージを与える

これらの農薬は、彼女たちが接触しない限り大きな問題にはならないようだ。
しかし、彼女たちにとって「危険」なモノにかわりはない。

女王が憂えているのは、「ネオニコチノイド」。
この農薬は、神経へダメージを与える。

そして、この「ネオニコチノイド」は普通の農薬と違うことがある。

根から吸収され、植物の中に取り込まれる。
取り込まれた「ネオニコチノイド」は、植物の隅々に行きわたる。
そして、その植物を食べた虫の神経は壊れていく。

わたしは、この事実を知らなかった。
そして、女王の思考の深さに驚くとともに、未知なるものへの「怖さ」を覚えた。

彼女たちは、蜜や花粉を集めてくる。
その蜜や花粉に「ネオニコチノイド」が含まれていることを、露ほども知らずに……。

集められた蜜や花粉は、彼女たちの食事となる。
致死量以下の神経毒は、徐々に体をむしばんでいく。

彼女たちの行動に、少しずつ変化が現れる。

彼女たちはとても賢い。
良質な蜜のあるところを、仲間に伝達する。
8の字歩行と羽の振動によって、巣からの正確な距離や角度までも伝えることができる。

しかし、神経毒によって伝達できない仲間が増えていく。
重度に陥ると、自分たちの巣にさえも帰れなくなってしまう。

良質な蜜のありかを伝えれない。
帰巣できずに、仲間が減っていく。

徐々に巣は弱体化していく……。

弱体化した巣にとっては、すべてのものが「天敵」となりうる。

ウィルス、害虫、電磁波、遺伝子組み換え作物、枚挙にいとまがない。

「人も同じだ……。」

わたしは心の中でつぶやいた。

そして、涙がとめどなく溢れ出た。

女王の中にいるわたしの、どこから涙が溢れているかは分からない。

でも、深い深い「悲しみ」が止まらない。

言葉にするなら、それは「涙」が適していた。

 

———————————————

 

N:「mai ! まい!!」

N:「どうしたの涙なんか流して? パンケーキに感動しちゃった?」

N:「それとも、久々の再会にウルッときちゃった?」

 

mai:「……」

 

mai:「えへへ。両方かな……。」

 

本当のことを伝える気にはなれなかった。
それは当然だった。
わたし自身も、今の状況を把握しきれていないのだから。

すでに、頭の痛みは消えていた。
でも、女王の「愛情」と「悲しみ」は鮮明に残っている。

お皿にのせられたアイスは溶けていない。

涙を止めようとは思わなかった。

ひとまえで「泣く」ことが嫌いなわたしが……。

 

わたしのなかで何かが、音を立てて崩れた。

 

止まらない涙に、Nが声をかけた。

 

N:「何があったか分からないけど、いつでも話聞くよ?」

 

mai:「……」

 

mai:「うん。信じてもらえるか分からないけど……」

mai:「少し聞いてくれる?」

 

N:「全部信じるよ!」

 

 

わたしは、この出来事をたくさんの人に話した。

不思議な現象を、聞いて欲しいわけじゃない。

 

ミツバチの女王が抱いていた、「悲しみ」を知ってあげて欲しい。

 

そして

 

えらんでほしい。

 

彼女たち、ミツバチが幸せになるコトを。

 

それが、今のわたしにできること……。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

記事をかいた人
Webショップmai店長こと「俺」

 

 

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 - 農業のこと