俺の雫(しずく)No.8 3月3日その1

      2017/03/14

あの日仕込んだ醤油があんなことになるなんて、俺たちはまだ知らない

ナチュラル男子の「俺」「しょうゆ」をつくるノンフィクション。

 

前回まで。

すくすくと育っている「俺の雫(しずく)」。
子どものころの観察日記のように「ほのぼの」した時が流れていた。

関東では、気温が20℃を超える日が出るほどに、季節が移りはじめている。

そんな中、この穏やかな時間を切り裂く出来事が……。

 

 

2016年3月3日

 

 

 

【それは突然だった……。】

 

 

 

 

「俺」は一度仕事に入ると、ほとんど携帯電話を確認しない。
メールも電話も、仕事中は気にかけない。

確認するのは休憩時間か退社前。

さして友達も多くない「俺」はいつもそう。

一週間、呼び鈴が鳴らないこともある……。

 

慰めは要らない、同情するならTELをくれ。

 

 

 

 

【何の前ぶれもなかった……。】

 

 

 

 

 

「俺」の休憩時間は18:00~19:00。
晩飯(ばんめし)休憩と言ったところだ。

「俺」は弁当よりも、会社で自炊の方が多い。

息子の幼稚園が弁当の日には、「俺」もおこぼれを拾える。
しかし、世の奥方の多忙さを思うと無理は言えない。
外食や弁当屋もたまにはいいが……。

例えば、コンビニのおにぎりで腹を満たすには、「俺」なら4~5個は必要だろう。

 

1個120円として500~600円。

コスト的には悪くはない。

 

しかし、ギンギンに入っている合成添加物には、お金を払いたくない。
まして、食べ物以外で腹を満たしたくない。

※添加物について気になる方はこちらもどうぞ

 

「コスト」と「質」を考えると、会社での自炊に落ち着く。

そして圧倒的に麺類の比率が高い。

「俺」の体の7割は「麺(メン)」で構成されている。
戒名(かいみょう)には「麺」の一字を入れようと思っている。

それが「俺」。

 

 

 

 

【あんなことが起きるなんて、想像すら出来なかった……。】

 

 

 

 

休憩時間に入り携帯電話を確認すると、奥さんからの着信履歴が残っていた。

 

何の気なしに折り返す。

 

 

 

プルルルル♪ プルルルル♪ プルルルル♪

 

 

 

(買い物でも頼まれるのかなぁ?)

 

 

 

「ガチャ」

 

 

 

 

俺:「ど~した~?」

 

 

奥さん:「お醤油が……。」

 

 

俺:「醤油が?」

 

 

 

 

 

 

奥さん:「お醤油が爆発した !!!!!!!」

 

 

 

 

 

俺:「はぁ? 何言ってんの?」 「うける~」

 

 

 

 

奥さん:「しゅうが怒って、泣いて、大変だったんだから!!」

※しゅう(息子の名)

 

 

俺:「えぇ!? まじか?」

 

 

 

 

奥さん:「幼稚園から帰ってきたら、爆発してたの!」

 

 

 

 

俺:「ど! どっ、どういう状況?」

 

 

 

 

奥さん:「う~ん。よく分かんないけど……。とにかく、爆発していたの!」

 

(奥さんは、完全に右脳派人間。このような混乱している状況を、整然と説明することが不得手)
(ちなみに奥さんの左脳には、甘いものの情報しか入っていないと思われる)

 

 

 

奥さん:「とにかく今日は疲れて……。早く寝るから。あとはヨロシクね!!」

 

 

 

俺:「おうおうおう!! 待て待て~ぃ!!」

 

 

 

奥さん:「(爆発)そのままにしてあるから。よろしくね。 ガチャ……」

 

 

 

 

 

「プー・プー・プー」

 

 

 

 

 

 

「俺」の思考は、一時停止した。

 

再起動された「俺」の思考が、最初にたどり着いたのは

 

 

 

「爆発」 というワードだった。

000

 

爆発(エクスプロージョン)とは

化学反応が急速に進行して、多量のガスと熱を発し、大きな音・火花・破壊作用を伴う現象。
また、内部の圧力が増して破裂したように急激に起こること。

 

 

 

 

 

 

「あぁぁ……」 

 

(|/(≧□≦;)\|)

 

 

 

 

 

 

あなたも、気づいてしまったことだろう。

 

 

 

「俺」は、またしてもやってしまったのだ!!

 

仕込み1週間~2カ月:櫂入れ3日に1回

仕込んで1~2ヶ月で乳酸菌が増殖して乳酸醗酵を行い、有機酸を生みます。空気を与えすぎると醗酵を阻害するので混ぜ過ぎに注意です。

※醗酵が進むと気体が発生するため、それが抜けるようにしておいて下さい。

 

※醗酵が進むと気体が発生するため、それが抜けるようにしておいて下さい。

 

 

何も、醗酵を甘く見ていたわけじゃない。

 

気体が発生すると言っても、ビールの栓を抜くぐらいのイメージしかできなかった。

 

「ぷしゅっ!」

 

「しゅわ、しゅわ、しゅわぁ~♪」

 

「グビっ、グビっ、グビ~ぃ」

 

「ぷっはぁ~!!」

 

って、程度しか「俺」は想像できなかった……。(後半は余計)

 

 

 

 

 

思考が回復するにつれて、分かったことが一つある。

「エクスプロージョン」したのは「息子の雫(しずく)」だ。

 

 

 

「息子の雫(しずく)」は「爆発」する要素を兼ねそなえていた。

 

 

 

 

「息子の雫(しずく)」はガラス瓶(パッキン付密封)。

瓶パッキン付

ガラス瓶(パッキン付密封) イメージ

 

そうだ。

これならば、発生する気体の逃げ場なんて「ナッシング」

 

 

 

何より、息子が「怒り」、そして「泣いた」こと。

これが「息子の雫(しずく)」の「爆発」を決定づけている。

 

 

 

残る気がかりは、爆発の程度だ。

 

 

順当に考えると、蓋が吹っ飛んだのであろう。
物理的に考えて、接合部である容器と蓋の間が一番弱そうに思える。
そこに、発生した気体の圧力が集中したと考えられる。

その結果として蓋が飛ぶ、または蓋の金具が外れたのではないだろうか?

 

そう考えると、きっと「息子の雫(しずく)」の被害は少ないのではないだろうか。

 

せいぜい、瓶の口から諸味(もろみ)が少々溢れ出た程度に違いない。

そうそう、噴火口から「マグマ」がドロッと出てきたかのように。

 

到底、噴火の瞬間のような「スプラッシュ」する爆発のイメージは持てなかった。

 

 

 

 

全て推測にすぎない。

 

 

 

しかし、想像することで混乱が少し収束した。

起きてしまったことに後悔してもはじまらない。

今は、やれることをひとつづつ。

 

仕事を終わらせて、少しでも早く現場検証しなくては!!

 

 

 

 

仕事を終えて、そそくさと帰り支度をする「俺」。

 

並外れた想像力(妄想力)を働かせて、自身に安らぎを持たせる卓越した妄想家。

それが「俺」。

 

そしてこの時の「俺」は

その「安らぎ」が偽りであることに気づくことはない。

 

「俺の雫(しずく)」が、あの「蔵の雫」のようなお醤油になることも、信じて疑わない。

 

 

 

 

 

こんなHappyな浮かれポンチこと「俺」が、度肝(どぎも)を抜かれる。

 

 

 

 

 

次号、

 

パクリじゃないよ!

 

オマージュだよ!!

 

岡本太郎画伯に敬礼!!!

 

 

 

 

「醗酵とは、爆醗だ!!!」

 

 

 

 

※オマージュ: 尊敬、敬意

 

「俺の雫(しずく)」は続くの? 終わるの? 目指せこの醤油!!

次号 俺の雫(しずく)3月3日その2

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