俺の雫(しずく)No.15 7月2日

      2017/09/20

natto in to nose

「俺の雫(しずく)」の泡の声、諸行無常の響きあり。
「俺の雫(しずく)」の変遷は、因果応報、正に示さん。

ナチュラル男子の「俺」「しょうゆ」をつくるノンフィクション。

 

前回まで。

「俺の雫(しずく)」が目指す、究極の醤油。
「蔵の雫」についてを、鬼の平蔵こと「長谷川平蔵」と一緒にお伝えした。

あまりにも、女性目線を欠いた内容となってしまったことに猛省する。

 

ペコり。

m(._.)m

 

 

さて、謝罪もすんだところで。

 

 

 

2016年7月2日

 

 

 

「俺の雫(しずく)」を仕込んでから、約6ヶ月が経過した。

この時期、諸味(もろみ)の変化が著しい。

数ヶ月前の諸味は、大豆や小麦の形状がしっかりと残っていた。
今では、形状のしっかりしたものは皆無に近い。

 

この形状が変化していく現象を、「俺」はこう名付けた。

 

 

醤油の三変態 「SCL」

 

 

※変態:アブノーマルではなく、形態を変える意味として

 

0702

※仕込みから6か月経過。 左が撹拌前、右が撹拌後。

 

 

「SCL」は以下のとおり。

 

 

Solid(ソリッド:固体)

Colloid(コロイド:固体と液体の中間)

Liquid(リキッド:液体)

 

 

「SCL」ハ Moromi(諸味)ガ Analyze(分解)サレル Process(過程)ヨ。

 

 

 

なお「SCL」に関しては、英国学術誌Nature(ネイチャー)への寄稿を検討中である。

 

 

「お醤油にみる、形状変化のSCL考察」
2016.07.02, Setagaya-ku Tokyo, Web Shop mai TENCHO

 

 

 

 

もちろん妄想だがな。

(ノ゜ο゜)ノ

 

 

 

 

そんな妄想世界から引き戻される、小さな事件が起きた。

 

 

 

「俺の雫(しずく)」、納豆臭事件。

 

 

 

「納豆」とは大豆と納豆菌が織りなす、日本の誇るべき醗酵食品。
独立国家「おおさか」を除き、ほぼ日本全土を支配下に置いている納豆菌

(※関西圏において納豆は嫌われているという、都市伝説です)

納豆臭とは、言わずと知れた「納豆」が持つ独特の臭いである。
人によっては、到底「たべもの」としては認められないほどの芳香を纏(まと)っている。

「納豆」を「納豆」たらしめる、その源が納豆菌

 

納豆菌は、学名をバチルス・サブチリス・ナットー(Bacillus subtilis var. natto)。
芽胞(がほう)とよばれる休眠状態に入ると、「無敵モード」と呼べるほどの耐性能力を発揮する。

 

 

「無敵モード」中の納豆菌は

 

チェック 100ºCで煮沸しても死なない。 Wao!

チェック 放射線に対して強い。 Amazing!!

チェック 100万年くらいは生きる。 Unbelievable!!!

 

 

 

 

で、

 

 

 

なぜ、「俺の雫(しずく)」が納豆臭を放つのか?

最強クラスの生命体「納豆菌」が、関与しているのか……。

 


 

ある日の我が家にて。

 

俺:「ただいま~」

 

 

奥さん:「おかえり~。お醤油、くさいよ~」

(「お帰り」と同じトーンで、「お醤油、臭い」を報告する奥さん。)

 

 

俺:「は? くさい??」

俺:「何言ってんの? うける~!!」

 

 

奥さん:(台所を指さす)

 

 

勢いよく台所の障子を開ける「俺」。

 

 

スパーン!!!!!
(障子をあけ放つ)

 

 

 

 

俺:「くっさ~~~」

 

 

 

台所中に「納豆臭」が充満していた。
「俺」は即座に、窓を開け換気をおこなう。

 

危なかった。

 

もう少し換気が遅ければ、我が家の台所は占拠されるところだった。

そう、バチルス・サブチリス・ナットー大佐率いるNATTO軍によって。

 

正気を取り戻した「俺」は、検証を始める。

まずは「俺の雫(しずく)」周辺から確認していく。

 

 

すぐにわかったことがひとつ。

 

 

「俺の雫(しずく)」が「くさい」

 

 

しかし、なぜ?

 

納豆臭

※写真を撮り忘れたため、「俺」の力作 THE 合成写真

 

 

ビンの上部より諸味が、少しばかり溢れ出たようだ。

この時期(7~8月)の醗酵力はハンパない。
モクモクと立ち上る入道雲の如く、諸味がビンの上部へと盛り上がってくる。

溢れた諸味はすでに乾いてた。
写真の白く描かれた部分が、乾燥した諸味。

 

 

(興味本位で、鼻を近づけてみる)

 

 

 

くん・クン・君……。

 

 

 

 

うひゃー!!!!!

(ノ゜ρ゜)ノ

 

 

 

「悶絶(もんぜつ)」

 

 

natto in to nose

※香りのイメージ

 

 

鼻の粘膜に、「納豆」を擦(こす)りつけられた。

それは、優しく擦りつけられた。

そして、執拗(しつよう)に擦りつけられた。

 

 

 

 

ティッシュで鼻をかみ、スッキリしたら謎解きの始まりだぜ!!

 

 

納豆菌はとにかくタフだ。
そのタフさゆえに、嫌われる場面さえある。

 

 

酒蔵にとって「納豆菌」はご法度(厳禁)。

 

日本酒造りで重要な、米麹(こめこうじ)。
この米麹にとっては、「納豆菌」が大敵である。

「納豆菌」が米麹に繁殖すると、スベリ麹と呼ばれる。
スベリ麹はヌルヌルした納豆のようになり、良いお酒が造れない。

 

 

その「納豆菌」の侵入経路を大別すると。

 

 

  • 酒造りで使用される道具から(わら製のムシロ)
  • 納豆そのものから(人が媒介して「納豆菌」を運ぶ)

 

 

大前提として、「納豆菌」は稲わらに多く生息している。

日本産の稲の藁1本に、ほぼ1000万個の納豆菌が芽胞の状態で付着している。

 

 

わら製のムシロは当然、直接的な侵入経路として考えやすい。

 

注目すべきは、納豆そのものからの侵入だ。

 

昔ながらの「わら納豆」の場合、手を洗った程度で「納豆菌」を排除することはできないようだ。

しかし納豆を食べるためには、稲わらを手で広げて中の納豆を取り出す。
この行為を省くとなると、「わら」ごと納豆を食さねばならない……。

一物全体(いちぶつぜんたい)にも限界がある。

 

 

となると、答えは一つ。

 

 

昔の杜氏(とうじ)は、納豆自体を食べなかったらしい。

※杜氏とは酒蔵の長。「俺」には杜氏の友達がいないので、真意のほどは定かではない

 

 

現代の「納豆」は、プラパックに入った納豆。
現代の「納豆菌」は、滅菌された清潔な環境での製造に適した、純粋培養されたもの。

滅菌されていない多様な生息環境においては、野生の菌より繁殖力は弱い。

侵入経路としてのリスクはゼロではないが、昔ほどシビアなものではないようだ。

純粋培養に関してはこちらの記事もどうぞ

 

 

 

 

そして、「俺の雫(しずく)」への「納豆菌」侵入経路。

 

 

 

ど~考えても、

 

 

「納豆」そのものから

 

 

ですわ……。

 

 

 

理由。

 

  1. 「俺」の家に「わら製品」は無い
  2. 「俺」はよく「納豆」を食べる

 

 

我が家の納豆事情は、ギンギンのナチュラルではない。

年に数回ほど、天然菌のわら納豆を食べる。
しかし、主たる納豆はプラパック入りの納豆である。
※大豆にはこだわって購入している)

まぁ、ナチュラルライフのグレーゾーンに生息している「俺」のことだ。
寛容な目で見てほしい。

 

 

もちろん、空気中にも存在している「納豆菌」。
(納豆菌は空気1㎥中に、数百個くらいは存在している。1%程度の割合)

 

 

 

しかし、台所の流しに目を見やれば。

 

納豆のプラパックが。

 

まさか、ココからとは……。

 

菌の世界の奥深さ、生命のたくましさを痛感する。

 

 

 

 

原因は判明した。
残るアクションはひとつ。

 

 

「俺の雫(しずく)」本体の臭いをかぐ……。

 

 

 

……。

 

 

 

Yes!

 

におわナイス!!

\\(≧▽≦)//

 

 

 

 

「俺の雫(しずく)」、溢れ出た諸味以外は全く影響がなかった。

「納豆菌」は好気性菌、空気の遮断された環境を好まない。

蓋を閉じた状態の環境では、そうそう侵入しては来ないようだ。
もっとも、表面に「納豆菌」が現れたとしても恐れることはない。

好気性菌ということをふまえると、表面を取り除いてあげれば問題なさそうだ。
取り除いた諸味は、加熱調理の調味料にでもすれば良かろうぞ。
(俺責任のもと、諸味は無駄にしません)

 

 

 

「俺の雫(しずく)」、納豆臭事件も無事収束をむかえた。

一時は「わら」にもすがる思いで、「俺の雫(しずく)」の無事を祈った。

 

納豆だけに、「わら」にもすがる思いだった。

 

繰り返す。

 

納豆だけに、「わら」にもすがる思いだった。

 

 

「わら」にも……。

 

 

 

 

 

次号

 

しつこい男は嫌われる?
男なら、「しつこい」くらいが丁度いい。
ネバーギブアップ、諦めない漢(おとこ)「俺」。

納豆だけに「ネバー・ギブアップ」。

 

 

 

 

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ニュータイプ「息子の雫(しずく)」始動!!!  の巻

 

 

 

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次号! 俺の雫(しずく)7月28日

店長がちゃんと働いているか心配?? 真面目な「俺」は、こちらの記事から

 

 

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