【電磁波】電車に乗る『あなた』に ~本編~

      2017/10/02

お待たせしました!!
Webショップmai店長こと「俺」です。

 

前回の省略記事では、大きな反響を頂きありがとうございました。

前回記事 http://mai-rice.xsrv.jp/electromagnetic-waves1

本エントリーは、前回記事の本編となっております。

 

 

では早速ですが、大前提として以下のことをご留意の上お読みくださいませ。

 

チェック 私は電磁波測定士や研究者ではありません

チェック 文中にある測定結果に再現可能な根拠はありません

 

 

今回も【電磁波】と言う言葉の難しさは、一旦忘れて素人目線で検証していきます。

ですが、測定器の説明だけは簡単にさせて頂きます。

測定機器の説明(簡単に)

 

店長が持っているのは、初代ウルトラマンの変身アイテム「ベータカプセル」です。

 

 

シュワッチ!!

 

 

ゴメンなさい……。

 

 

うそです。

これは 検電器 といいます。

 

感電防止のために、対象に電気が通っているかを簡易的にチェックする機械です。主に電気工事事業者などが利用しています。

仕組みは、検電器を持っている人と、測定対象の電位差を感知して、音と光で知らせてくれます。

名前がお固いので、ココでは便宜的に『カラータイマー』と名付けておきます。

 

 

これは、オーガニックカレーパウダーの箱です。

箱の上から ニョキ ニョキ してますね~。

気になるフタを開けてみましょう。

 

 

 パカッ!!

わぉ!!

 

オーガニックカレーパウダーの中身は電磁波測定器でした。
正式名称は、ファウザーフィールドメーターFM-6。

これまたお固い名前なので、ココでは便宜的に『シックス』と名付けておきます。

 

この測定器で重要なのは、黒く伸びた長いコードです。

このコードでアース(接地)をとることで、測定機自体が帯びている電位を 0 へと近づけます。
そうすることで、対象との電位の差を数値として見ることが可能となります。

つまり、アースをとっていない状態では正しい数値は測定できません。

今回はアースのとれない状況においても、参考値として測定しております。
その際は文中にNo Earthと記載しています。

 

★シックスは屋外使用を想定した設計ではありません

★店長の個人責任の元、屋外で使用しています

 

この測定器は個人でも購入可能です。

私の場合は、家賃生活費教育費保険料を支払わないことで、購入できます。

 

 

 

ところで……。

何で箱の中に入っているの? って??

 

 

それはね……。

 

駅構内や車内で、
不審者に思われないための策ですよ!!

 

小脇に抱えると、完全に盗撮犯にしか見えないと言う裏目に……。

 

 

盗撮犯の件は一旦忘れていただき、前回もお伝えした電磁波対策の先進国、スウェーデンの規制値をお伝えしておきます。

 

 

 25V/m 以下

 

 

数字や単位の意味が解らなくても大丈夫です。
とりあえず、スウェーデンは25V/m 以下とだけ覚えて、読み進んでみてくださいませ。

 

測定開始(大井町線)

最初の駅。

わが社の最寄駅ですね。

 

 

まずは、アースの取れていない状況で駅構内を測定してみます。

 5V/m No Earth

 

残念ながら、等々力駅構内にはアースに準ずるようなものが見当たりませんでした。

 

大井町線の車内、当然アースはとれていません。

 0V/m No Earth

 

 

車内の空調。

 1V/m No Earth

 

最後尾の車両から先頭車両まで『シックス』と睨めっこしながら歩きましたが、得られたデータは……。

『あの人ヤバくない?』

的な、白い目だけでした。

 

イマイチなデータしか取れないので、大岡山駅で急行に乗り換えてみました。

大岡山の駅構内。

 24V/m No Earth

 

大きい駅のせい? それとも電車が停車中のせい? 電位差が出てきました。

 

大岡山駅の大きな鉄柱

 2V/m No Earth

 

 

急行電車のボディ。車両位置は車列の中間くらい。

 56V/m No Earth

 

このくらいの数字が出てくると、No Earthながらも車体外部は電位を帯びている可能性が高いですね。

 

しかし、まだ信用のもてない数値ですね……。

 

車内の扉。

 2V/m No Earth

 

車内の扉。

カラータイマーも当然、無反応ですね。

 

あれやこれやで、大井町まで到着です。

写真はJR駅構内ですが、測定は大井町線で行いました。

乗ってきた電車が、折り返し運転だったのでチャンス到来です。

さすがは大きな駅なので、アースのかわりになりそうな大きな鉄柱を発見しました。

 

『なぜ大きな鉄柱なのか?』

 

  1. 大きな柱であれば、建物の構造において重要な柱の可能性が高い
  2. 重要な柱であれば、地中まで到達してアースがとれる可能性が高い
  3. 金属製の柱であれば、各種構造を伝ってアースがとれる可能性が高い

 

大井町駅の金属製の大きな柱。

 3V/m No Earth

 

 

柱でアースをとって、再度柱を測定。

当然の 0V/m です。

 

実際にアース(絶対値のゼロ)がとれているかは別としても、この状態で『シックス』と大きな柱の電位はフラットになった状態です。

柱の電位を基準にした状態で、折り返し電車を測定してみました。

 

大井町線の車体。車両位置は車列の中間くらい。

 

0.29×1000V/m(測定単位が異なります)

つまり、290V/m

ソコソコの値が出てきましたね~。

 

 

大岡山で測定した際は、乗換電車のボディ。車両位置は車列の中間くらい。

 56V/m No Earth でした。

 

これらを比較してみると、

アースなし 56V/m
アースあり(電位がゼロ値とは限らない仮のアース) 290V/m
両者の差異 234V/m

 

では、この差異はどこから生じたのかを店長の画力で説明しましょう。

 

例えるならば、東京タワーの高さを

『地上から測ったか?』

それとも

『高層ビルの屋上から測ったか?』

 

 

アースのとれていない状態での計測は、複数の電磁波によって『シックス』と私の電位が高くなった状態となります。

結果的に絶対的な値ではなく、相対的な測定となったことによって、この差異が生じたのです。

主な電磁波の発生源は、電車とホーム内の配線や機器によるものと思われます。

 

なお測定している間、遠くの方から駅員さんの視線を感じておりました
ココでトラブルと新幹線に乗り遅れるので、かなりヒヤヒヤものでした。

 

次は京浜東北線

京浜東北線の車内。

 2V/m No Earth

 

相変わらず、アースのとれない車内では当てにならない数値ですね……。

 

ついに到着、東京駅です。

早速、計測開始です!!
ちなみに、計測がかなり押しており新幹線の時間が迫っています。

 

まずまず大きめな鉄柱を発見したので、アースをとってみました。

左がNo Earthの値 3V/m

右がアースをとった値 1V/m

 

ちょっとあやし~いですね。0V/mになりませんでした。

とりあえず、新幹線に乗り遅れるわけにはいかないので、この仮アースのままで測定です。

 

アースをとると、こんな様子

 

 

京浜東北線が東京駅に到着した時に、電車から1mほどの距離で測定。

 11V/m

 

 

京浜東北線のボディ。車両位置は車列の中間くらい。

 50V/m

う~ん。

数値的には微妙ですが、タイムオーバーでした。

 

大井町線の測定値を考えると、かなり下回った結果なので気にはなりますが、測定には様々なファクターが関係します。

  • 駅構内の電磁波
  • 車両の電磁波
  • 架線の電磁波
  • 上記の場所や位置による誤差

 

これらを加味して比較するには、少々難易度が高いですね~。

第一に仮のアースが少々怪しかったので、あくまで『シックス』と『電車』の差異が50V/mだったという見解ですね。

 

さて、次は大物です。

東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線ホーム

『はやぶさ』と『こまち』です。

帰省のたびに、意味なく写真を撮りたくなりますよね~。

 

今では 函館まで乗り換えなしで行けちゃいます から、かなり危険です!!

 

 

えっ?

 

 

こんなに便利なのに??

 

 

なにが危険かって???

 

 

わたくし店長は、メッチャ乗り過ごすのです。

とくに「お酒」を召し上がった際の「わたくしめ」はスゴイ

ひと昔前なら渋谷と横浜をつないでいた東急東横線でしたので、せいぜい寝過ごしても、渋谷と横浜を2往復した末に中華街の駅で一晩過ごす程度で済んだのですが……。

いまの東急東横線は、千葉や埼玉まで行けちゃいますので……。

目覚めたときには事故ですね。

事故……。

 

 

もし目覚めたら『函館の女(ひと)』なんてことになってしまったら……。

 

は~るばる きたぜ は~こだてへ~♪
さ~かまく なみを の~りこえて~♪

 

サブちゃんも驚愕の「お祭り状態」ですわ。

 

 

閑話休題。

計測中、私はウルトラマンの『カラータイマー』の如く胸にセッティングしておりました。

電位をチェックする際には、『カラータイマー』の先端を対象に触れさせて検査する機械です。
電磁波は距離と共に減衰しますので、対象に近ければ近いほど電位差が大きくなります。

故に、このように胸元にぶら下げておいても音と光が発せられることは、ほとんどないのですが……。

 

 

 

 

異変が起きたのです!!!!!

 

 

 

新幹線のホームにて『カラータイマー』が鳴りやまないのです!!

 

 

正直、混乱です。

 

 

意味が解りません。

 

 

例えばホーム上が高い電位を帯びていたとしても、わたし自身もその電磁波を帯びている可能性が高く、ホームとわたしとの電位差自体はそこまで大きく差が無いはずなのでは……。

ってことは、ホームやわたしが帯びている電位よりも、圧倒的に高い電位が存在しているのでは??

 

上記は、混乱して意味不明な測定をしている図です。

『カラータイマー』はホームの空間とわたしとの電位差で鳴りっぱなし

一方の『シックス』は、ホームの床面と接触した状態で10V/m以下で不検出。(検出限界値の設定を誤ってしまいました)

 

 

気を取り直して、大きな柱から。

 50V/m No Earth

柱の時点でこの電位差。
No Earthながらも、ちょっと異常ですね。

この柱は金属面も少なく、アースの代用としては無理ですね。

 

 

こまちの車体。車列よりやや前方の車両。

 

0.22×1000V/m(測定単位が異なります)

つまり、220V/m No Earth

 

No Earthでこの電位差は……。

 

先頭車両にほど近い鉄柵。

『カラータイマー』が鳴りやみません。

 

「危険です」の看板に偽りはないようですね……。

 

 

おなじく先頭車両に近い空間を測定。

 

注)上記の表示は、測定可能上限の数値を振り切っている状態です。
(シックスの測定上限値は2000V/m)

 

 

 

 

つまり、2000V/m以上 No Earth

 

 

 

No Earthを差し引いても、ご愁傷様ですね……。

素人測定の為、確固たる裏付けは一切ありませんが、スゴイ結果であることは揺るがないのではないでしょうか?

 

 

 

では、ボチボチ発車のベルが鳴りますので車中の人へ。

秋田新幹線の車内

 

 

ところで新幹線にまつわる話で、『あなた』はこんなうわさを聞いたことはありませんか?

 

 

「新幹線は通路側の方が安全」

 

 

始めて聞いたときの個人的見解として、

 

  • お腹痛くなってもトイレにすぐ行けちゃう!!
  • 隣に人相の悪い人が来ても、気兼ねなくトイレに行けちゃう!!
  • トイレが空いているかどうか、すぐに確認できちゃう!!

 

程度に考えていたのですが、ウワサを調べてみると

 

『車体に近いほど【電磁波】が強くなる』でした。

 

 

 

うっそ、くさ~。

 

 

と言うことで、検証です。

まずは、車内のコンセントでアースをとる準備から始めます。

 

上記の機械を簡単に説明すると、対象が帯びている電磁波をコンセントを通して捨て去る機械です。

上記の機械と『シックス』のアースを接続したら、準備は完了です。

 

この間、隣の席の親子連れからは好奇の目で見られ続けています

 

 

通路側の席、窓側の席、ともに概ね

 7~10V/m

 

窓側のシートは

 5V/m

通路側のシートも大差ありませんでした。

 

 

 

ほ~ら。

 

 

 

ヤッパリ。

 

 

 

ウワサは所詮、ウワサでしかないので……。

 

 

車内の窓の下段

0.10×1000V/m(測定単位が異なります)

 

つまり……。

 

 100V/m

 

 

あれれ……。

 

 

車内の窓の中段

0.20×1000V/m(測定単位が異なります)

 

つまり……。

 

 200V/m

 

 

ほ、ほほぅ~~。

 

 

 

車内の窓の上段

0.49×1000V/m(測定単位が異なります)

 

つまり……。

 

 

 490V/m

 

 

 

キ、タアァァ……。

 

 

 

ちなみに検電器で測定したところ。

 

おおよそ10cmほどの距離で反応していました。

そこそこの電位差があるようですね。

 

 

今回の計測結果をまとめる前に、一つだけ難しい話を。

プレまとめ

 

『あなた』はこんな話を耳にしたことはありますか?

 

『車に雷が落ちても、中の人は大丈夫』

 

この現象を【静電遮蔽】と言います。

 

【静電遮蔽】(せいでんしゃへい)

車や電車のように金属で覆われた空間では、その金属を帯電させても、その表面にしか電荷を帯びない。
このような空間では、外部の電位がどのように変化しても、内部はその影響を受けない。

導体:電気を通しやすいモノ

 

 

しかし、

電車はそのすべてが導体ではありません。

 

 

【絶縁体】

代表的なガラス・ゴムをはじめ、プラスチック、木、油なども絶縁体です。

 

 

一般的に電車や車では【静電遮蔽】が起きるとされています。

よく例として挙げられるのが、車に雷が落ちても内部には影響がないとされています。

雷のような刹那的な事象かつ高電圧・高電流であれば、車全体を導体として見なすことができるかもしれませんが、恒常的に与えられる電荷については異なるのではないかと仮定します。

 

 

 

なぜなら

 

 

そこに『窓』があるから。

 

 

 

窓も含めて新幹線の車両で【静電遮蔽】が起きているとすれば、窓付近から高い電磁波が検出されることに矛盾が起きます。

【静電遮蔽】が起きているのであれば、『窓』から電磁波は検出されないはずです。

今回の検証において、上記の仮定は証明されたのではないかと思います。

大半を導体で覆われていたとしても、その一部に絶縁体に類する素材があるのならば、厳密な意味での【静電遮蔽】は起きない。

高い電磁波を発生すると言われている電子レンジの覗き窓ように、ガラスに導線を埋め込むのは、まさにこの事例の裏付けとも言えるでしょう。導線を窓に埋め込むことで、【静電遮蔽】を補完する目的なのです。

 

まとめ

 

大前提として、

電磁波は距離と共に減衰します。

見えない電磁波に、怯える必要はありません。

「君子危うきに近寄らず」

が鉄則です。

 

今回、在来線はアースが取れなかったこともあり測定値は一切信用できません。
ですが、車体に電磁波を帯びていることは間違いないでしょう。

一方の新幹線車内では、アースをとった理想の形で電磁波を測定することができました。
これらを複合的に考察すると、在来線車内においても窓付近では電磁波が検出される可能性があります。

しかし鉄道によって、架線の電圧が違うことを考えなくてはいけません。

 

都市部は、直流 1,500Vが主流。

地方では、交流 20,000Vが主流。

新幹線は、交流 25,000Vです。

(一部地下鉄や路面電車などで直流600V)

 

基本的に今回の測定における、都市部の在来線の架線は直流1,500Vである。
本来、直流は電磁波が発生しません(厳密には磁場は発生しても波にはなりません)

 

しかし、今回の検証では在来線でも電磁波が測定されました。

 

それにはVVVF制御が関わります。
VVVF制御は1990代以降に普及し始め、現在の新製車両のほとんどが採用する制御方式です。

簡単にいうと、直流交流に変換して使用することです。

つまり、架線は直流でも電車では交流が流れている。
結果的に、直流電源でも電磁波が発生するという仕組みです。

 

コレは地下鉄でも同じことが言えると思います。

 

今回の検証で驚いた『新幹線のホーム』。

これに大きく影響しているのは、交流 25,000Vでしょう。
ホーム内の対象物と言うよりも、空間自体が強い電磁波に覆われていることを考えると、ホームの上部にある高圧架線から発せられる電磁波がその主たる原因ではないでしょうか。

逆に架線が直流であることによって、都市部の在来線では架線からの影響はほとんど無いはずです。

もちろん電車が駅に発着している時や、地方の在来線ではこの限りではありませんが。

 

 

現代を生きる我々にとって、電気は切っても切り離せない存在です。

だからこそ、電気をよく理解して、正しく付き合いたいものです。

我々の世界から、完全に【電磁波】を排除することは難しいです。
しかし少しの理解と少しの知恵で、健全に過ごすことは可能です。

 

 

例えば、

 

  • 新幹線の指定券を持っているなら、長時間ホームにいない
  • 新幹線でお休みの際は、窓に頭を持たれかけない

 

逆に、

 

  • 短時間の移動であれば、ストイックにならない
  • 怪しい商品に飛びつかない

 

気に病み過ぎるのも、病の元ですからね!!

※医学的根拠はありません。あくまで個人測定による個人判断です。

 

 

 

店長の反省

 

難しくないように、難しくないように、と心がけたのですが……。

 

 

きぃぃぃぃぃぃぃぃい!

 

簡単に伝えるのが難しい!!

 

 

後半は、ほぼ論文になってしまった。

誠に申し訳ありません。

 

 

次回のエントリーでは、もっと勉強して噛み砕いておきますっ!!

 

【電磁波】パソコンを使う方へ ~デスク編~

 

 

おしまい。

 

気になることはコメント欄をご利用ください。
研究者ではないですが、可能な限りご質問にはお応えいたします。
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